がん疼痛の管理

2月21日おはようございます。

水曜は日田から帰ってきて夜は宗像薬剤師会で研修会に参加してきました。

なんか最近毎週研修会があっているような・・・。

ためになるんでいいんですけどハードやな・・・。


今回の研修は済生会福岡総合病院の薬剤部からがん認定薬剤師の宮崎早苗先生に「がん疼痛管理」について講演していただきました。

痛みについて・治療について・薬について・服薬指導についてなど分類し、今回も大変わかりやすく説明していただきました。

がんの痛みに対しては医療用麻薬を使用することになってきます。

面白かったエピソードとしては・・・患者さんも「麻薬」と聞くと抵抗がある方も多いそうで、患者さんに説明する時にもきちんとした製薬工場で作られていることや、病院から福岡の繁華街中洲が見えるのですが、そこの裏で売買されているような如何わしいものとは違うことを説明すると案外安心して納得されることも多いとか。

医療用麻薬にかかわらず私達薬剤師の常識と患者さんの常識には差があることも多いので私たちを基準にした説明ではなく、何事も患者さんの立場に立って説明をする必要があることを改めて考えさせられました。

医療用麻薬には強い痛みを抑える効果があり大変患者さんのために役立ってくれるのですが、副作用も付いてきます。

その副作用を予防するためにもいくつかの薬を服用するのですが、予防のための薬にも副作用がでることも。

この副作用予防にはこの薬!と思っていた薬がありますが、副作用の観点から今後違った薬が主流になるのでは?という新しい話(すでに常識なのかな?)も聞くことができ実際に処方された時にもあせらずに対処できるようになったと思います。

突出する痛みに対するレスキューの使い方、鎮痛補助薬、定期オピオイドの増量の仕方、などなど・・・たくさんのお話しを聞くことができ今後の服薬指導に役立つことのできる研修会であったと思います。

今年度は今回で終了ってことだったようで、来年度も時間がゆるせばまた先生に講演していただけたらうれしいですね。

毎回遠いところ宗像まで足を運んでいただきありがとうございました!


済生会福岡総合病院
http://www.saiseikai-hp.chuo.fukuoka.jp/