在宅がん患者への栄養・食事支援

3月1日おはようございます。

車通勤していますが遠くの山がかなり霞んで見えていました。

霧?・・・ではなさそうですね・・・PM2.5っぽいです。

今日はお休みの方も多いでしょうから、外出時はマスクなどの対策も心がけておきましょう。


水曜の夜は宗像薬剤師会主催の研修会に参加してきました。

今回は「在宅がん患者への栄養・食事支援」をテーマに中村学園大学栄養科学部から大部正代先生をお招きして講演していただきました。

ん?何か見たことあるな・・・?

何日か前、寝る前につけていたテレビで彼女とお母さんが作った料理を彼氏に食べてもらい、どちらが美味しいか?という番組でコメンテーターとして出演していた先生でした!

彼女はふだん料理を作らないと言っていましたが、先生は彼女の作る料理に悶絶うっていました。

彼女の作った料理は見た目からもお世辞にも美味しそうとはいいがたい料理で、あきらかに母親が作った方が見た目からして美味しそうな出来上がり。

結果の方は・・・彼氏も一目見てどっちがどっちかすぐわかたっと思いますが、「味が濃く好きな具が入ってたから」という理由で彼女の作った方が美味しいと選ぶ茶番でした。

そんな話はさておいて・・・。

現在のがんの現状や栄養代謝の特徴、緩和ケアとは?在宅における栄養管理など様々なお話をしていただきました。

今回初めて知ったのは、栄養士さんも通院による療養が困難で厚生労働大臣が定める特別食を医師が必要と認めた患者で医師の指示に従って訪問して栄養食事指導をすることができるそうです。

看護師さん、薬剤師と同じですね。

ただ現状としては交通費が患者さん負担だったりするのもあって、まだなかなか浸透しきれていないとのこと。

以前私が在宅で担当していた高齢の方も食事がなかなかとれず経腸栄養剤で補っていた方もいましたが、そういった方には力になれたかもしれないですね。

最後にナイチンゲールの言葉を紹介してくださいました。

「化学ではなく観察によって病人食を決めなければならない」

食品分析も大事ではあるが、本人さんの状態をしっかりと観察して状態にあった食事を選んであげることが大事とのこと。

看護師でありながら栄養の面にも気を使いすでに100年以上前に言われていたそうです。

栄養士の先生からのお話を聞く機会っていうのがなかなかなかったので大変興味深い研修会でした。


ナイチンゲール名言集
http://matome.naver.jp/odai/2127112127739273601