さわってみよう在宅医療研修会

5月13日おはようございます。

鹿児島ネタはいったんお休みして・・・。

昨日の夜は宗像薬剤師会の研修会に参加してきました。

薬学生の実習も昨日が初日でしたが、研修会の話をすると参加したいとのことで一緒に研修会にいってきました。

4月の改定に伴って保険薬局で給付できる特定保険医療材料が追加になりました。

今のところさくら公園薬局で受けた在宅の患者さんに対する医療材料は院内からだされていましたが、今後処方せんに載ってくる可能性もあります。

処方せんに載ってきた分を注文して持って行くことは可能でしょうが、実際にどういったものなのか?どういう使い方をするものなのか?わかって持って行くのとわかってなくて持って行くのでは大きく違います。

と、いうわけで昨日は「平成26年度診療報酬改定により新たに保険薬局からの給付が可能になった特定保健材料について」をテーマに会営薬局のB先生からの説明と宗像医師会訪問看護ステーションから阿部所長をお招きし実際の使い方について説明していただきました。

今回の改定で追加になったのが「在宅寝たきり患者処置用気管切開後留置用チューブ」「在宅寝たきり患者処置用膀胱留置用ディスポーザブルカテーテル」「在宅血液透析用特定保険医療材料(回路を含む)」「皮膚欠損用創傷被覆材」「非固着性シリコンガーゼ」「水循環回路セット」の5つです(それぞれその中で細かくありますが)。

その中で「在宅血液透析用特定保険医療材料(回路を含む)」と「水循環回路セット」は実際に処方されることはまずないだろうとのこと(いろいろ説明もありましたが)。

カニューレにはカフ付き、カフなし、単管、複管、吸引機能付き、吸引機能なしなど様々な種類があり何のためにそれぞれの機能があるのか?もちろん機能が多くあればいろいろと便利な半面、金額もあがったりと条件に合わせながら選ぶ必要もありそうです。

カフを膨らませすぎると圧迫して壊死を起こすこともあり「耳たぶくらいの軟らかさ」を目安に膨らませるといいそうです(写真がないのでわかりづらいですが、外側で膨らませ具合が確認できるようになっています)。

写真はカテーテルですが・・・さて問題です。

男性の場合カテーテルはどこまで尿道から入れると思いますか?



正解は三方活栓の根元らへんまでだそうです!!



カテーテルを入れた後に注射筒に入っている液を注入することでカテーテルの先の方がカフのように膨らみそこで膀胱にひっかけるとのこと。

膀胱の位置がハッキリしないところで膨らませると・・・想像できますか?

膨らませた後に引っかかる所までカテーテルを引っ張るんですが、その時も力を入れ過ぎて引っ張ると風船状にふくらんだまま尿道を・・・・!!!

想像しただけでもんどりうちそうです!!

昨日はそれぞれ実際にサンプルを準備して下さって実物をさわりながらそれぞれの特徴、違い、注意点を聞くことができ大変わかりやすくためになる研修会でした。

阿部所長お忙しい中、研修会に来ていただきありがとうございました!!


宗像医師会訪問看護ステーション
http://www.munakata-med.or.jp/zai_kango.html