最近の認知症薬物治療について
5月23日おはようございます。
水曜日の夜は宗像薬剤師会の研修会へ行ってきました。
実習生も誘ってみると参加したいとのことで一緒に参加です。
今回は宗像病院から薬剤課課長である金子幸弘先生に来ていただき「最近の認知症薬物治療について」をテーマに講演していただきました。
宗像病院は県内にある五つの福岡県認知症医療センターの一つに指定されていて、福岡市と北九州市の間で地域における認知症疾患の保険医療水準の向上を図るために取り組まれています。
かかりつけ医、地域包括支援センターからの紹介や相談はもちろん、一般の方からの相談も対応していただけるようなので、気になることがある時は相談してみるのもいいかと思います。
講演の内容は「認知症について」「認知症薬物療法」「症例報告」となっていました。
認知症と言ってもいろいろなタイプの認知症があり、それぞれの特徴を分かりやすく説明していただけました。
また認知症とは区別すべき病態もありどう行った違いがあるのかも細かく説明してくださって勉強になりました。
以前は認知症の治療薬と言えば一種類しかありませんでしたが、何年か前くらいから種類も増え使い分けもされるようになっています。
さくら公園薬局でも何度か調剤してお渡しさせていただいていました。
認知症の治療薬は認知症を改善させるわけではありません。
予防・進行の抑制をするお薬です。
そのため効き目がわかりにくいところがあります。
服薬指導をする時も本人・家族の方へどういった薬であるのかをきちんと説明してアドヒアランスを向上させていく必要のある薬ですね。
ふだん取り扱っていない薬や病態のことだったので大変勉強になりました。
宗像病院
http://www.munakata-hp.or.jp/
福岡県認知症医療センター
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/ninntisyou.html