利きトスフロキサシン

4月23日おはようございます。

耳鼻科で中耳炎に用いられる抗菌薬のオゼックス細粒にジェネリック医薬品が販売準備期間中です!

今回は粉ものに定評のある高田製薬さんと東和薬品、そしてダークホースのMeiji Seikaファルマ株式会社の3メーカーから販売される予定です。

各メーカーのMRさんに製剤見本ができたら持ってきてもらうようにお願いしていましたが先日3つがやっとそろったということで薬局にて「利きトスフロキサシン大会」を開催しました。

粉ものの大事なところは何といっても味ですよね!

いくら効果のいい薬でお小さい子が飲んでくれなければまったく意味がありません。

と、いうことで粉のジェネリック薬品を選ぶときは味を一番に選んでいます。

「あ~、このトスフロはいい添加物使ってるね!」

「目をつぶれば広大な工場風景が浮かび上がる・・・」

「まずは香りを嗅いでから口に含み空気を混ぜながら・・・」

なんてことはしませんが、3つの味比べをしてみました。


結果発表~!!

ワーワーワー、ドンドンドン、パフッ!

栄えある散剤ソムリエのハートを射止めたのは・・・・

明治さんのトスフロキサシントシル酸塩小児用細粒15%「明治」です!!

おめでとうございます!

どこのメーカーさんもイチゴ味にはなっていますが明治さんのはミルクっぽい感じがして、あのなつかしいキャンディー、いちごミルクに近い味が再現されていたと個人的に感じました。

さすがはお菓子も取り扱っているメーカーさん!

二位にトスフロキサシン、三位のトスフロキサシンも僅差でしたが味覚は個人差がありますので・・・。

しかし・・・オゼックスは難治性の中耳炎に用いる抗生剤なので、もともと頻繁に処方される薬ではないから販売されたからと言ってすぐにジェネリックを入れるか?というと・・・う~ん・・・。

ただ患者さんの希望があれば採用しないといけないでしょうからね~。

今回は残念でしたが東和薬品さんはアジスロマイシン細粒、そしてカルボシステインDS50%の販売を控えています。

東和さんもカルボシステインは前から販売されていましたが高田さんの味がよかったのと、先発品と%が異なるため(もともとはムコダインも33%でしたが)計算しなおすのが間違いの原因(めんどくさい)ということで、リスクを排除するため未採用となっていました。

アジスロマイシンも一歩遅れての販売と高田さんの味がいいのもあって不利なスタートになりそうですが高田さんは先日供給不足気味だったのもあったけんですね~・・・薬は何といっても安定供給が第一ですからね~・・・。

こちらも製剤見本が入り次第ブログに取り上げようと思っています。


トッスフロ~♪トッスフロ~♪トスフロキサシンはMe・i・ji♪



Meiji CM
https://www.youtube.com/watch?v=MMFc8_XrJQQ