調剤済み医療用麻薬廃棄
8月13日おはようございます。
世間ではすでにお盆休みに入られている方も多いようですが、さくら公園薬局は13~15日も通常道りの開局です。
本日も18時30分までよろしくお願いいたします。
昨日の午前中は宗像で報告書をまとめたりお盆中の在庫の発注などすませ、午後から西新へと向かいました。
西新へ着くとスタッフからの報告で患者さんにお渡ししていた医療用麻薬が患者さんが亡くなったため薬局で引き取っているけど処理をどうしたらよいか?とのこと。
少し前のブログでもネタにしていましたが、調剤済み医療用麻薬の廃棄は患者さん家族の方がご自分で廃棄するか(そのままゴミに捨ててはダメですよ!)、薬局に持って来てもらって薬局で廃棄するかです。
薬局に持ってきてもらうのがまず間違いないので必要があるときはどうぞご相談ください。
患者さん家族から引き取った薬の剤形は坐薬、液剤、舌下錠、貼付剤でした。
廃棄方法はいろいろありますが、できるだけまとめて処理しようとまずは坐薬、液剤、舌下錠を熱湯に溶かします。
現地スタッフも実際に医療用麻薬の廃棄をしたことがなかったそうでちょうどいい機会でした。
しばらく放置して全部溶けているのを確認し水道水を流しながら排水溝へそのまま廃棄。
貼付剤はテープ面を貼り合わせハサミで裁断し廃棄。
だいじなのは薬局で廃棄した時は廃棄届を提出すること。
昨日は書類を書き上げましたがハンコが必要でいったん持ち帰り来週提出しに行く予定。
廃棄からだいたい1か月以内に提出すれば問題ないのでご安心を!
と、西新での出来事でしたが午前中はちょうど同じく医療用麻薬で宗像でも問題が・・・。
先日新しく引き受けることになった在宅患者さんに処方されていた医療用麻薬は薬局にも在庫があったため安心していて残薬確認をしていると今年の4月にすでに期限が切れていることが発覚・・・。
お盆前なので発注するなら今だけど状態が変わって内容が変更になると返品できないし・・・。
医療用麻薬の問題点は緊急時以外に分譲ができないことと返品ができないこと。
これが解禁されればもっとスムーズに事が運ぶんですけどね・・・薬が薬だけにしかたないですかね・・・。
結局は会営薬局も12、13日は開いているとのことで今回は処方箋を確認して分譲させてもらうことにしました。
そして続けて環境事務局へ連絡。
調剤済み医療用麻薬の廃棄は各薬局で処理して問題ないですが、期限切れ医療用麻薬の廃棄は役所にて薬剤師の先生と立ち合いのもと廃棄しないといけないため電話で相談し後日廃棄しに行くことに。
ちなみに廃棄する薬を薬価計算すると約9100円・・・もったいない・・・。