シングレアOD錠10㎎
9月15日おはようございます。
先日MSD株式会社のMRさんから新商品のサンプルをいただきました。
「シングレアOD錠10㎎」です。
もともとは喘息の治療薬でしたが、今は適応が追加になりアレルギー性鼻炎にも使える薬となって耳鼻科でもよく処方される薬です。
シングレア細粒4㎎、シングレアチュアブル5㎎、シングレア錠5㎎、シングレア錠10㎎とたくさんの剤形を準備している薬でしたが今回は10㎎のOD錠(口腔内崩壊錠)が追加です。
シングレアは年齢によって量が変わる薬です。
が、少々ややこしい問題も・・・。
同じ5㎎でもチュアブル錠は小児(6~15歳未満)のみ適応で普通錠は成人(15歳以上)のみ適応。
で、中には成人でも錠剤の服用が苦手な方がたまにいます。
チュアブル錠とは噛み砕いて服用できる錠剤なので錠剤が苦手な方でも服用しやすい錠剤ですが、小児にしか適応が通ってないので5㎎のチュアブル錠を2錠にして10㎎としても成人への適応がないため保険で使えない薬です。
そういった方には別の薬に変更して対応してもらっていましたが新しい剤形追加で治療の幅が広がりそうですね!!
・・・と、いいことばかりではないっちゃないんですけど・・・。
サンプルをもらって見てみると第一印象は「でかっ!!」
見た目はかなり近未来的というかスペーシーというか(これ何だっけかな?同じ外観の薬があった気がするけど思い出せない)・・・。
耳鼻科で処方されるザイザル錠に近いタイプのヒートですね。
このサイズなので棚に入る量も他のヒートに比べると少ないでしょうね。
また薬を取り出すときは上から押しだすのではなく裏からフィルムをめくって取り出すようになっています(押すと崩れる)。
で、取り出したのを持ってみるとわかりますが、かなり軽く(34㎎!!)て逆に気持ち悪い(中はかなりスカスカなのか?)。
口どけはと言うと思ったよりも時間がかかるけど一気に崩壊と言うか溶け出す感じ。
溶けた後はちょっとネチャっとするようなのが気にはなりますね・・・。
味ですがこれが私の中でちょっとわからないことが・・・。
知っている方も多いかと思いますが、シングレアと言う薬は併売品といって名前が異なり違うメーカーからキプレスと言う名前でも販売されています。
どちらのMRさんもサンプルを持ってきてくださって(今回はMSDさんが先に持ってきてくださったのでシングレアを取り上げていますが)両方とも味見したらシングレアの方は無味に感じたのにキプレスの方は少しミントっぽく感じました。
中身はまったく同じもののはずなんですけど・・・。
上記に書いてあるように渡すときにはいろいろと説明しないといけないことが多かったり場所をとったりするので全面切り替えとはいかないでしょうが、錠剤が苦手な方のために少しは在庫しておく必要はありそうですね。