残薬調節のススメ

10月9日おはようございます。

先日患者さんから亡くなったご主人さんの残薬を処分してほしいと相談があり薬を持参されてきました。

生前は門前の耳鼻科を受診されていた方でもちろん引き受けさせていただきました。

が、持ち込まれたのは手提げバックいっぱいの薬!!

薬袋を見るとさかのぼること平成14年からの薬が入っていました。

ヒートのままの薬もあれば1包化された薬もあり、中にはヒートからだしてカップの中にバラ状態にして入れてある薬も・・・。

中には服薬管理がきちんとできていないといけない薬も・・・。

向精神薬なども含まれていて、そのままポイっと捨てるのも何かあった時のためにもよくないので薬局で責任もって廃棄させていただきます!!

もっと早い段階で相談があれば、病院に電話して薬の日数調節をすることもできたのですけどね・・・。

実はこの持ち込まれた残薬ですがさくら公園薬局に持ってこられたのは二件目とのこと。

一件目の某薬局では処分を断られたとか!?

よー平気で断りきれんなーと逆に感心してしまいました・・・。

せっかくの機会なので薬代がいくらになるか計算してみることにしました。

とりあえずヒートで数えることができる薬だけ数えて薬価で計算してみると約4万円ありました(1包化されたのは判別が大変なのでご勘弁を・・・)。

これは現在の薬価で計算したものなので、当時もらったときの薬価で計算するとこれよりもまだ高くなります。

残薬による医療費が問題になっています。

皆さんの家庭にある飲み残しによる薬剤費は一説によると年間500億円にもなるという話も・・・。

無駄な医療費・患者さん負担の削減にもなりますので、残薬が溜まってきたときは薬局に相談して処方日数の調節をしてもらうように相談しましょう!

また処分に困った薬がある時も遠慮なく薬局に相談してくださいね!


さくら公園薬局からお渡ししていた薬も含まれていましたが、他の薬に比べれば少なかった方で調節も少しはできていた方・・・かな?