漁港の肉子ちゃん

5月19日おはようございます。

今年に入ってからですが、ちょこちょこ本を読みだしています(ビジネス本や啓発本ではないですが)。

小学生の時はバスで通学していて、その時代には当然スマホなどもなく(ゲームウォッチは後々発売されますが)景色を眺めるか?本を読むくらいしかありませんでした。

当時は図書館にある江戸川乱歩のあのおどろおどろしい題名と表紙とたまーに入っている挿絵が大好きで読み漁っていました。

中学に入ってからは何度かブーム(夢野久作、横溝正史、山田風太郎、また江戸川乱歩)はありましたが長く続かず、仕事をしだして車通勤になりさらに本から離れている時期が続いていました(中学の同級生が執筆した小説は読みましたが)。

今年の初めのころに小倉で研修会がありJRで向こうまで行きました、がなんだかんだで一時間くらいかかるのもあり帰りに本屋へふらっと寄ってポップを見ていて気になった小説を試しに読んでみたところスーッと入り込んでしまい、休憩時間や寝る前にちょこちょこっとずつでしたが割と早く読み終えることができました。

それから月に1冊程度のペースで本を買って読んでいて、ちょうど昨日読み終えたのが「漁港の肉子ちゃん」。

これはアメトークでも人気のあった西加奈子さんの文庫本で、きっかけとなった時もテレビで見ていたので知っていましたが「ちょっと違うかな?」と初めはスルーしていました。

次に何を読もうかな?と本売り場で選んでいる時に目に入り、手に取って何ページか読んでみると・・・面白そうやん!即購入でした。

ダメダメ人間の肉子ちゃん、でもまっすぐでとにかく明るく純粋な肉子ちゃん。

そんな肉子ちゃんを冷静な目で見ているキクりん。

その二人を取り囲む漁港のみんなも濃いメンバーが多いこと。

肉子ちゃん、キクりんどちらにも自分と共感できるところもあり、あっという間に読み終えてしまいました。

昨日はさっそく西加奈子さんの別の本を買いに行こうかと思いましたが・・・先日コンビニで売られていた謎の「江戸川乱歩館」という短編小説を集めた雑誌を購入していたので先にそれを読んでから買いに行こうかと思っています。

笑いあり、涙あり、とにかく騙されたと思って「言うに売ると書いて読めやでっ!」