簡易吸入補助具

12月14日おはようございます。

昨日は新しく引き受けることになった在宅缶座さん宅での担当者会議に参加してきました。

門前の耳鼻科にも受診されていた患者さんで、薬局からも自宅が近い方でした。

退院時処方の内容と残りを確認し今後の方針などについて話し合いがありました。

薬もまだ残りがあったので契約書や薬のことでの確認は後日させてもらうことにしてひとまず先に退席させてもらいました。

続けて福津市の施設へ在宅患者さんの薬を届けに行っていると、担当のケアマネさんから薬局に電話がかかってきていました。

折り返し電話すると「薬が用法ごとに薬袋にいれてだされているのと粉砕や散剤がいろいろあってわかりにくくなっているそうでまとめてもらうことができますか?」とのこと。

薬局に戻るまでに少し時間がかかることを説明すると夜の分からで大丈夫なのでと薬局まで薬を届けに来てくれることに。

薬局に戻ってきてから朝・昼・夕・寝る前別に薬をホッチキスでまとめ薬袋を作成してから再度ご自宅へ訪問。

先程は多くの担当者が訪問されていたのでゆっくり話がしにくかったのもあり、今度は薬のことについていくつか質問もさせてもらいました。

胃ろうでの投薬はもうなれたもののようです。

今後は簡易懸濁法で対応したいことをお願いしました。

半固形の経腸栄養剤の投与も慣れたようです。

白内障とドライアイの点眼をされていましたが在宅医からも処方してもらえることを知らなかったので説明すると安心されていました。

慢性気管支炎の吸入薬が処方されているのですが、吸入がうまくできているのかが心配でした。

退院時カンファレンスの時にも話には上がっていたのですが看護師さんからの話ではうまくできてないかも?とのこと。

口にくわえさせて鼻をつまんで吸わせることも・・・という話もありますが、それはよくないですよね。

簡易吸入補助具をつくることもできますが、今までに薬局で取り扱ったことがなかった吸入剤だったので一度薬局に戻ってから調べさせてもらうことに。

薬局へ戻って吸入剤の練習キッドをあさってみると・・・ありました。

使ってない薬でも新しい種類のものは卸さんに準備してもらうようにしていますが、こういった時に役に立たせることができますね。

紙コップを使って簡易吸入補助具をつくり、うまくできそうか試してみると・・・よし!いけそう!!

この補助具の作り方はたしか大阪の方から研修会に講師として来てくださった先生が教えてくれた方法なんですが、結構役立たせてもらっています。

再々度ご自宅へ訪問し使い方を説明。

この吸入剤は1回に2吸入する必要があり、補助具を使ってセットするのがちょっと手間にはなりますが、コンプライアンスは上がると思うので結果本人さんが楽にはなるんじゃないかな?

吸入器や点鼻薬は使い方が間違っていると効果がしっかりでず結果状態が悪くなったり治療が長引くことにつながることもありえます。

使い方がわからなかったり心配がある時は、かかりつけの薬剤師に相談してください