高齢者疑似体験勉強会
5月26日おはようございます。
昨日は門前のクリニックと合同で接遇の一環として久光製薬さんから高齢者疑似体験勉強会を開いてもらいました。
白内障患者さんの視界がどう見えているかの疑似体験サングラスをかけると靄がかかったような視界になり、自分たちがよく見えている色の組み合わせが逆に見えにくくなることがわかりました。
色の組み合わせでいうと白抜きの方が見やすかったですね。
ちなみに非常口のマークや高速道路の標識などもそういったところを配慮して緑と白の組み合わせになっているそうです。
高齢者の手の感覚を体験するために手袋をして封筒を開け中に入っている紙を取り出す動作では縦形の封筒よりも横型の封筒の方が取り出しやすいことに気が付くことができました。
久光さんと言えばシップのイメージですが、高齢者が使用されることも多くシップの袋も横型にしていたり、文字のデザインも高齢者に見えやすい色の組み合わせにしていたり、指先が動かしにくい方でも貼りやすいようにしていたりと隠れた工夫がされていることに気が付かされました。
私たちが当たり前にできている動作が高齢者になると困難であったり、気を付けているつもりでも気が付いてなかったところもあり、服薬指導だけでなく薬局に入ってくるところから帰られるまで相手の立場に立って対応する必要があることを改めて考えさせられました。