緩和医療を考える研修会
7月6日おはようございます。
福岡県・大分県では記録的な大雨が続いています。
天気予報では昨夜から雨がひどくなると予報されていたので心配になり、昨日は夜から薬局へ来て土嚢を作り待機していましたが、ひとまずは問題なく過ごすことができました。
しかし雷を伴う雨が続いているのと薬局近辺は少し低い場所にあるため、大雨が降ると冠水しやすい場所になっているので引き続き警戒しておきたいと思っています・・・。
昨日は業務終了後、「緩和医療を考える研修会」に参加してきました。
宗像医師会病院が平成26年から緩和ケア病棟病棟を開設して3年がたちました。
年を重ねるにつれ毎年利用者も増えてきているようです。
在宅を受けていると在宅患者さんの容態やご自身、家族の希望で緩和ケア病棟へ移られる方も何人か見てきました。
しかし緩和ケア病棟でどのようにされているかまでは把握できていませんでした。
昨日の研修会では緩和ケア病棟での現状と在宅へうまく移行できなかった事例をもとにいろいろとお話をきくことができました。
在宅から緩和ケア病棟へ行くのと、緩和ケア病棟から在宅へ移行するのでは大きく立場が違いうまくいかないケースもあるようです。
本人さんの希望と引き受ける家族との温度差があるとやはりスムーズに事が運ばないようですね。
できること、できないこともあり引き受ける側の気持ちもよくわかります。
核家族化していたり共働きしていたり簡単にはいかないこともありますね。
色々と考えさせられました・・・。
私も在宅患者さん宅へ訪問するときは本人さんの容態はもちろんですが、家族の方の負担がかかりすぎてないか?介護疲れしてないか?というところは見ていて、必要あればケアマネさんに報告することもあります。
在宅へ移行すると多くの職種の方がかかわります。
医師が自宅へ往診してきてくれ必要あれば24時間対応し看護師さんも定期的にバイタルサインをチェックしてくれたりヘルパーさんがお風呂や身の回りの世話をしてくれたり訪問でリハビリができたり栄養士さんが食事の指導をしてくれたりケアマネさんが週の計画を立ててくれたり薬剤師が服薬管理したりと多くの職種の方がかかわり患者さん家族のサポートをします。
不安を抱えながら在宅へ移行する方も多いですが、やってみたら思っていたほど負担もなく自宅で看取ることができましたという方も多いです。
もちろんうまくいかなかったケースもありますが・・・。
できるだけ本人さんの希望にそった看取りができるように今後も模索しながら対応していこうと思います。