緩和ケア&基本的オピオイド講座 ~レスキューー、タイトレーション、スイッチング演習~
1月22日おはようございます。
昨日は宗像薬剤師会主催で高知の南国病院薬剤部長である川添哲嗣先生をお招きして「緩和ケア&基本的オピオイド講座 ~レスキューー、タイトレーション、スイッチング演習~」を講演していただきました。
まずはこの動画をご覧ください。
象の背中
https://www.youtube.com/watch?v=vQYQAdL6H4Y
講演もこの動画から始まり、いきなり涙させられるスタートとなりました。
私達薬剤師が患者さんのためにどう寄り添えるか?何ができるか?考えさえられますね・・・。
そのためにもオピオイドに対する正確な知識を身に着け、患者さんが少しでも負担の減らせるように対応していけたらと思います。
在宅患者さんを引き受けるようになり医療用麻薬の取り扱い・在庫数もだいぶ増えましたがジェネリックを含め恥ずかしながら知らないものもあり勉強不足を痛感させられました・・・。
講義ではそれぞれオピオイドの特徴から痛みが強くなった時に服用するためのレスキュードーズの設定、タイトレーション(レスキューが増えた時のベースとなる量の設定)、より好ましい反応を得るために他のオピオイドに変更するときにオピオイドスイッチング(以前はローテーションと言われていましたが今はスイッチングというらしいですね)をわかりやすく説明して下さり今回いただいた資料は薬局の家宝として保管させていただきます。
今回特に勉強となったのはスイッチングでした。
今までにも内服から貼付剤へのスイッチングという事例はよくありましたが、注意しておかないといけないのが、スイッチングすることで慣れていた副作用が発言してしまうことがあり単純に換算量で計算した量に変更していいというわけではないこともあることでした。
もともと服用していた量が高容量であればそこまではないようですが、小容量からのスイッチングする場合は換算量よりも少し少なめを設定するのがポイントだそうです。
今後はスイッチングがあった時はそういったところも考えて、必要あれば医師へ問い合わせをさせてもらおうかと思います。
前回に続き研修会終了後は川添先生と福岡観光に行きたいところでしたが、昨日は午後から市内で病院薬剤師会との研修会というダブルヘッダーで時間がなく、会場先でお見送りして終了とさせていただきました。
川添先生、12月に続き今回も大変勉強になる研修会をありがとうございました!!
会場の後片づけも終わり時間は13時前。
さて昼飯はどうしましょうかね・・・とB先生と相談するのでした・・・。
つづく