オーソライズドジェネリック

「オーソライズドジェネリック(AG)」
 “AG”は、米国で特許が切れる前に先発品メーカーがオーソライズ(公認)したジェネリックを発売することで、特許満了後に発売されるジェネリックに対抗するものとされています。ただし独占権は180日なのでAGの寿命は1年程度、大きな売り上げがある品目でないと収支が合わないようです。
 薬価が公定価格である日本では、米国と同様のシステムでAGを持つことには少々無理があります。しかし特許期間が残っている間にAGを出せば、その後に参入するジェネリックに先駆けて市場を独占できる可能性がありますし、先行AGの薬価次第では参入するジェネリックの薬価を引き下げて参入意欲を削ぐことが可能になるかもしれません。
 しかしAGが発売されることによって先発品薬価が長期収載品として特例引き下げ6%を2年前倒しで受けることになり、これが大きなリスクになります。
(以上、日医工のサイトからのです。)

RISFAXを見ていたら、この言葉が出てきたので調べてみました。
ジェネリック対策の一つとしてこんな方法があったのですね。

今月末に、アリセプトの特許がきれます。一足先に米国では特許が切れ、大幅な売り上げ減みたいです。
国内市場ではどうなるのでしょう??