山ガールさんへの山の贈り物-唐松岳

今年の夏山シーズンも天気がすっきりしないまま終わりそうな気配ですが、今回はこれから秋にかけて簡単に登れ、それでいて展望が素晴らしい北アルプス後立山連峰の唐松岳をご紹介しましょう。

唐松岳はスキーに行かれる方は良くご存知の、あの八方尾根の稜線を登り詰めたところにある山なのです。1850mの八方池山荘までゴンドラで一気に登り、そこからじっくりと縦走を味わいます。
1泊2日で展望の素晴らしい縦走を味わい、山小屋に泊まって次の朝、山頂からのご来光を仰ぎ、又同じコースを下るという日程です。

唐松岳に至る稜線上からは、ずっしりした姿の鹿島槍ヶ岳や五竜岳、白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)が並んだ素晴らしい姿を眺めることができます。特にその中でも一番のスポットは八方池から眺める白馬三山です。八方池に映る白馬三山とのコラボレーションは素晴らしいものです。

風が有るとなかなか八方池の水面のさざ波が消えず、消えたと思えば白馬三山がガスに覆われて見えなかったりとなかなかタイミングが合わないですが、ぜひここで八方池に映る白馬三山の写真にチャレンジしてみて下さい。

そして唐松岳にある唐松頂上山荘は名前の通り唐松岳直下にあるため、晴れれば朝のご来光が小屋から20分位の頂上から眺められます。途中まで観光客で混雑するルートですが、唐松頂上山荘は不帰のキレットを通り白馬岳方面や、五竜岳、鹿島槍ヶ岳方面への縦走路に建っているため本格的な山小屋でした。

白馬駅に早朝に着く列車がないので、大阪からは23時27分発の急行「きたぐに」の寝台で糸魚川まで行き、糸魚川6時13分発の列車で南小谷(みなみおたり)で乗り換えてやっと7時48分に白馬駅に到着です。ここで東京組と合流し、お互い1年ぶりの再会を喜ぶ。
白馬駅で朝ごはんを食べて駅前から路線バスで八方のバス停まで5分の乗車。
ここから少し歩きゴンドラの駅へ。ゴンドラ、リフトを乗り継ぎ八方アルペンリフト終点へ。ここからいよいよ縦走の開始です。

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写真は9月中旬の八方池からの白馬三山。
写真右奥から白馬岳(2932m)、杓子岳(2812m)、白馬槍ヶ岳(2903m)
白馬岳と杓子岳の間が有名な白馬大雪渓。
この写真の撮影はプロ並みの腕前のN.izumi氏。