山ガールさんへの山の贈り物-唐松岳2
今年の夏は一向に天候が安定せず、8月下旬になっても相変わらず前線が日本列島の真上に居座って集中豪雨をもたらしていますね。
こんな天候が不安定な時でも、一瞬の晴れ間を探してぜひ山に出かけて見てください。素晴らしい景色に引きつけられるでしょう。
今回ご紹介している唐松岳2696mはそういう一瞬の晴れ間の1,2日あれば登って、下りて来れる山です。
八方尾根を尾根伝いに登ってゆくので、右手には白馬三山、左手は五竜岳、鹿島槍ヶ岳の眺望が素晴らしいですよ。
白馬八方山麓駅からゴンドラとリフト2基に乗って着いた所は八方山荘で第1ケルンがある場所で、すでに1830mの高度があります。ここから歩きやすい遊歩道的な道を歩くと1時間ほどで八方池に着きます。ここでゆっくりと目の前の白馬三山の素晴らしい眺めを堪能し、白馬三山をバックに記念撮影をしたらさあ出発です。ここからは唐松岳目指して本格的な登りになって来ます。
ダケカンバ林の下の樺を抜け、扇雪渓の大きな雪渓の上で久しぶりに雪遊びを味わいました。さらに登り灌木を抜けると、再び白馬三山が見えるようになります。ひときわ大きな丸山ケルンが立つ丸山に到着です。
またこの辺りから白馬槍ヶ岳の稜線伝いのスパッと切れ込んだ不帰の瞼が見えてきます。ここは一度縦走で通過したい難所ですね。そしてその奥には唐松岳がみえてます。
細い尾根になり、道が左に巻くようになると稜線が見えて来るともうすぐ唐松岳頂上山荘http://karamatsu.jp/
に到着です。八方山荘を出発してから約四時間かかりました。
山荘からは唐松岳の雄大な姿が目の前にどんと広がっています。
山荘前のベンチ椅子に重いザックを置き、少し休んだ後空身で唐松岳まで往復です。
唐松岳山頂までゆっくり歩いて20分位ですので1時間もあればゆっくり山頂からのパノラマを楽しんで往復できます。
登って来た道とは反対側斜面を下ると唐松岳のテント場になっており、狭い場所しかないため、斜面をジグザグに下りてゆく途中にテントスペースが点在していました。
山荘からも立山、剣岳が見えますが、山頂からの眺めは大変素晴らしいものでした。
唐松岳山頂からは剣岳、立山、白馬槍ヶ岳、天狗岳、不帰ノ瞼、五竜岳、鹿島槍ヶ岳がすぐ近くに見え、遠く薬師岳、赤牛岳、水晶岳、穂高連峰、槍ヶ岳などが見えて北アルプスのパノラマ大展望で、大満足です!
明日朝のご来光は山荘の直ぐ横の稜線上に登りそこから拝みます。
写真は9月中旬の唐松岳山頂からの唐松頂上山荘。
山荘の斜面右に点在するテント場へ下る道が見える。
この写真の撮影はプロ並みの腕前のN.izumi氏。
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