山ガールさんへの山の贈り物-大日岳・奥大日岳

この秋にお薦めは大日岳、奥大日岳を中心とする大日岳連峰です。
立山・室堂からは北西に位置し、大日岳(2501m)、中大日岳(2500m)、奥大日岳(2606m)からなる大日岳連峰は山頂や尾根からの眺望が素晴らしく、スケールの大きい風景を楽しめる事や、穏やかな登山ルートは初心者でも安心して縦走が可能なため人気が高い山の一つです。

もちろん7月中旬から8月中旬の夏山シーズンも高山植物が咲き乱れる花の名山として人気がありますが、秋の紅葉シーズンは夏以上に素晴らしい光景を映してくれます。

立山の稜線周辺が美しいのは9月20日すぎから9月末で、立山室堂周辺は9月末から10月始め、弥陀ヶ原周辺も10月上旬に紅葉ラインはやって来ます。

そして行き帰りで余裕のある山ガールさんは、立山・室堂平の温泉とぜひ組み合わせて一緒に楽しんで下さいね。(温泉は7月14日ブログを参考に見てください)

立山・室堂からの出発ですので、弥陀ヶ原、立山室堂付近や立山連峰の雄大な紅葉も味わっても頂けますし、途中の尾根や山頂からはあの憧れの剱岳のすばらしい眺望も楽しめます。

コースは、立山室堂からみくりが池、雷鳥平を通って、新室堂乗越、室堂乗越から奥大日岳へ。そしてランプの宿の大日小屋で1泊します。
翌日は大日岳を往復し、大日小屋から大日平小屋、牛首を経由して称名滝バス停まで下山するという1泊2日の縦走です。

次回から詳しいルートをご紹介します。お楽しみに!

写真は紅葉シーズンには少し早い、初秋の立山雷鳥沢からの奥大日岳と雷鳥沢に咲くタテヤマアザミ。(2008年9月12日撮影)

タテヤマアザミ(立山薊)
Cirsium otayae Kitam. キク科 アザミ属
樹林帯-山荘高さ50-100cm、花の径3-4cm茎頂に横から下向きに付く
アルプス北部のほか、白山山系と妙高山系に分布します。花の咲く時期に
根生葉は生き残っておらず、花は下向きにうなだれて咲きます。