山ガールさんへの山の贈り物-大日岳・奥大日岳③

山ガールの皆さん、9月17日(土)のテレビ大阪(東京ではすでに9月3日土曜日テレビ東京で放映済らしいです)の土曜スペシャル「天空の宿へ山小屋物語」は見られましたか?このプログでもご紹介した、白馬山荘、蓮華温泉ロッジ、燕山荘が紹介されていました。他にもすばらしい山小屋があるのですね。”酒場小屋”の青年小屋とか”ランプの小屋”の船窪小屋は、ぜひ行って見たいですね。

せっかく大日小屋に泊まったのですから、少しご紹介しましょう。大日小屋http://www.dainichigoya.jp/
もランプの宿として有名ですが、ランプの落ち着いた明かりの中でワイン片手にギター演奏の音色は極上のものでした。
富山県にある手作りギターメーカの社長が運営の山小屋だそうで、スタッフはみんな弟子としてギター製作も教え込まれているので、必然的にギターの演奏もお手の物らしい。

翌日は小屋の目の前からご来光を仰ぎ、目の前のそびえ立つ剱岳を充分に眺め満足でした。
目の前に剱岳が見えるのが皆さん嬉しく、朝食まで飽かず眺めていました。朝食のあとも、くっきりと見え始めた剱の岩壁を、下山の直前までじっくりと眺めていました。
山の好きな人ってみんな同じですね!

大日岳へ向かう鞍部に下ったところが大日平との分岐です。
弥陀ヶ原の手前の大日平には称名川がうねって流れを作っていて、その端が崖に広がっているところが称名滝です。弥陀ヶ原の上には越中沢岳、薬師岳の縦走路や、水晶岳など北アルプスも見えていた。

足場の悪い急坂を2時間ほど頑張って下ると大日平の草原になり、大日平は長い木道が続くところで、ゆったりと歩きが楽しめます。大日平山荘までは約2時間ほどの下り。

大日平山荘の裏手から5分ほどで不動滝の展望台があり、不動滝へ行けるので、見に行きましょう。山荘からはまた牛ヶ首まで大日平の草原を1時間ばかり木道が続きます。
この大日平からは振り返ると、草原の上に奥大日岳、立山、天狗山、鬼岳、獅子岳、鳶岳、薬師岳がずらりと並び眺めることができます。

牛の首と呼ばれる細い尾根に出ると、その先は急な下り、急がずゆっくりと進む。牛の首を過ぎたら猿ヶ馬場で小休止して称名滝へ下る。猿ケ馬場からは40分ほどで登山口に到着。
ここからは車道を少し歩けば日本の滝100選に選ばれた称名滝。
落差では日本一を誇るとのことです。

滝から車道に戻り、称名滝バス停までは20分ほど。

このコースのお薦めは、登山者で賑わう立山や剱岳と違い、すぐ近くにあるにもかかわらず訪れる人が少なく夏でも秋でも最高の別天地です。大日小屋も大変趣きがあり、室堂から入れば急な登りもなく、安心して山ガールさんに楽しんでいただけるコースです。

山ガールのみなさん、今年の秋の紅葉はどちらに?

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satsuki.pharmacy@gmail.com 松田あて


写真は咲いた後のチングルマ。
写真の撮影はプロ並みの腕前のN.izumi氏