山ガールさんへの山の贈り物-八ヶ岳・稲子湯~しらびそ小屋~本沢温泉2011年11月5~8日
山ガールのみなさん、
登山口のバス停について、さあこれから「登り」っていうとき、いきなり温泉で入浴って、経験ありました?
私の長い登山歴の中でも始めての経験でした!
ですが、おかげで大変ぜいたくな時間を味わさせて頂きました。
本当に感謝!感謝!の一言です。
2011年11月5日から11月8日までの晩秋の八ヶ岳・稲子湯から本沢温泉、硫黄岳、オーレン小屋を経由して夏沢鉱泉までの温泉三昧の登山の詳細をご案内したいとおもいます。
なんと、この4日間にのべ5回も温泉に入りました。
①11/6 登山口の「稲子湯」
②11/61泊目の「本沢温泉の内湯」 到着して直ぐと、
寝る前の2回も入ってしまいました
③11/7 本沢温泉を出発して直ぐのところにある「本沢
温泉野天風呂」
④11/7 2泊目 下山口の「夏沢鉱泉」
ちなみに夏沢鉱泉では、朝の出発前にも温泉を楽しまれた女性がいるとか! うらやましいことですね。
2011年11/6
近鉄夜行バスで韮崎駅で下車し、JR韮崎駅から小淵沢経由で小海駅へ。前夜からの雨は上がったようで、ガスってはいましたが、小海線から見える山々の赤・黄色の紅葉は少しピークを過ぎた感じとはいえ、素晴らしい景色でした。
松原湖駅から小海町営バスに乗っても良いのですが、松原湖駅ですと駅からバス停まで少し歩かないといけないと、小海町役場で教えていただき、小海駅から稲子湯行きの町営バスに乗ることにしました。
稲子湯まで約40分の車窓からは、カラマツ林の黄色のあざやかな紅葉などが楽しめました。また町では丁度「紅葉ウォーキング」が企画されており、たくさんの人が参加されていました。
終着の「稲子湯」バス停で下りて、そのまま稲子湯の日帰り入浴と洒落込みました。日帰り入浴料600円を支払い、男女別になっている温泉に!
稲子湯の温泉は、脱衣場も浴槽も以前来た時と全く変わってなくて、上の窓から入る自然の明かりが薄暗い浴槽にぴったりでした。この時間帯ですから当然、誰もいません。4から5人は入れる大きな石板の浴槽を独占です。
源泉は7.6℃の単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉で、炭酸臭が強い。湯面からは鉄炭酸のにおいがし、深緑色+茶褐色を帯びて、赤茶色の小さな浮遊物で濁りのあるお湯でした。
炭酸泉ということで、体の芯まで温まり、これから本沢温泉まで歩くのを忘れてしまいそうな温泉でした。
11:00に稲子湯を出発。今日の行程は本沢温泉までの4時間ぐらいなので、こんな時間でも良いかと!しかしお風呂から出てきたら、なんと小雨。
旅館の前が登山道入り口になっています。すぐにゆるい登りで、苔むす森の中を進む。アスファルトの林道を何度も渡る。
途中、カラマツの落葉に埋もれた登山道にレールが見えますが、林業があった頃に木材を運ぶトロッコが走ったそうです。
先日の台風の影響で、途中道が通れなくなっており川の右側ではなく、左側を登るルートになっていました。
雨が小雨だったので、もう上がると思っていたのに、途中から本格的な雨になりました。雨の中、やっと13時前にミドリ池のしらびそ小屋に到着です。
しらびそ小屋でホットミルクを頂き、小休憩して冷えた体をあたためる。
ホットミルクに付いてきた美味しい手作りジャム?(何のジャムか不明ですが)がのったリッツのクラッカーは本当においしく頂きました。
ここから、約1時間20分ぐらい歩けば本沢温泉だと思うと雨の中とはいえ、大変気が楽です。しらびそ小屋からは登りと思っていたら、途中からゆるい下り道。
そして14時15分にやっと本沢温泉に到着です。
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satsuki.pharmacy@gmail.com 松田あて
写真は「行って見たい温泉」でいつも上位に入る、日本最高地露天風呂と内湯がある「本沢温泉」の玄関。
撮影 2011.11.07 の朝の出発前に撮影