山ガールさんへの山の贈り物-八ヶ岳・硫黄岳~夏沢鉱泉2011年11月5~8日

山ガールのみなさま、こんばんは
ことしの山は十分楽しめましたか?
今年は、山で十分癒されましたか。
山に行く時は、余りお薦めはしませんが、たまには単独登山も気楽で良いですし、好きな人と行くのも良いものですよ。

私は冬山はやりませんので、私の今年の山シーズンは最高の思い出を残して終了しました。そして今、来年の山開きから夏のシーズン、そして紅葉の最盛期にはどこに登ろうかと、ほくそ笑みながら、夜中一人で「山渓」を眺めている自分があります。

来年の秋ぐらいには、脳梗塞でリハビリを頑張っている一番の親友と、出来ればその友人が大好きな八ヶ岳の稲子湯からミドリ池のしらびそ小屋にでも一緒にぜひ行きたいと思っていますし、絶対に連れて行ってあげたいと思っています。

来年の夏山シーズン前の山開きには是非とも、今回冬季閉鎖で通過しただけだった八ヶ岳・オーレン小屋に行ってみたいと思っています。
なぜオーレン小屋なのかと聞かれますと、別にこれと言った理由は無いのですが、毎年6月に行われる八ヶ岳開山祭の前日に各山小屋で催される前夜祭にただ一度参加をしたいだけです。

『八ヶ岳・オーレン小屋の6月の開山祭前日の前夜祭では、桜肉のしぐれ煮、鯉の甘露煮、天ぷら、そしてお楽しみジャンケン大抽選会・・・etc 
そしてそこに集まって手伝っている人の半数以上が常連客の方らしいですが・・・』   「山渓 2010.8月号」の読者投稿記事より抜粋

さて硫黄岳~夏沢鉱泉への下山に話をもどして、
硫黄岳からの下山は、赤岳鉱泉やオーレン小屋方面への道を下ることになります。山頂から岩場の急下降となるが慎重に下れば危険なことはありません。
15分程で赤岳鉱泉との分岐、黄土色に染まったザレ場の赤岩ノ頭分岐点をオーレン小屋方面に進み赤岩ノ頭を経由してオーレン小屋まで戻る。
この分岐点は、今回のコース最後の展望が望める地点ですので、振り返ると、今下って来た硫黄岳と横岳に続く稜線が見えます。

分岐からオーレン小屋へは道標を右折ですが、岩場はないが森林の中を一気に下るので急斜度が続き、浮石も多いので足元に気をつけて下降する。
硫黄岳山頂からオーレン小屋へは1時間の下り。

オーレン小屋からはオフロード車であれば通れるような川沿いの道を夏沢鉱泉まで歩きます。オーレン小屋から夏沢鉱泉までは35分の下りでした。

夏沢鉱泉http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/
は標高2060mにあり、建物も綺麗で、室内は木の香りが漂う木造仕上げが大変素敵で、山小屋というよりは山のなかの旅館というようなところでした。
個室も8部屋あり、泊めていただいた部屋も6畳ぐらいの広さの個室でした。
食事も大変美味しく、鹿鍋も美味しく頂けました。
ここの名物の美味しい味噌汁の味噌も、大豆から味噌まで自家製とのことで、こちらのオーナーのかたの思い入れが感じられる山小屋でした。
ちなみに、この日の宿泊者は皆で5名でした。

夏沢鉱泉の温泉は木製の浴室と浴槽で、源泉100%のたいへん趣深いお風呂です。
ここの源泉は熱くなくメタケイ酸を含む冷鉱泉で、追い炊きが出来るようになっていました。
源泉はpH4.3で硫黄臭があり、加熱するとオレンジ色になります。
よく温まり、肌がすべすべになるお湯ですので、最後の温泉を心ゆくまで味わいました。

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satsuki.pharmacy@gmail.com 松田あて

写真は夏沢鉱泉の源泉100%のお風呂です。
2011.11.08 出発前の早朝に撮影