山ガールさんへの山の贈り物- 京都散策 しだれ桜②原谷苑

山ガールのみなさん、こんにちは。

ソメイヨシノの桜が満開を過ぎ、もうすぐ花吹雪となろうかというこの時期に,原谷苑の紅しだれ桜が丁度見頃をむかえます。

ふつう、しだれ桜って1本ですよね。
ところがここ原谷苑の紅しだれ桜は苑内に約130本あり、どこもかしこもしだれ桜だらけ。

原谷苑の紅しだれ桜は、ソメイヨシノより少しピンク色が濃く、八重で少し小振りですので大変可愛いらしい桜の花なのです。
苑内の谷から見上げると、360度満天のしだれ桜という光景に、しばらくの間言葉を失い、しばしの間、見ほれるぐらい圧倒される美しさです。

今年はソメイヨシノが遅れたと同様に原谷苑の紅しだれ桜の満開も遅れていて、来週あたりとの情報です。
本日も原谷苑に確認しましたが、まだ満開ではないそうで丁度来週が満開を迎え、その後1週間ぐらい最高の時期だそうです。

今週の15日の日曜日から来週22日の日曜日ぐらいが一番の身頃でしょう。
今年は一度原谷苑に出かけてみてください。
何年も前になりますが、日本画家の巨匠平山郁夫さんもここでスケッチされている時に出会いましたし、細川元首相も来られていました。

平日の行ける方はゆっくり楽しめるので、最高の幸せですね。
それでもなるべく人が少ない午前中の早い時間に、ゆっくりと見て回るのをお奨めします。
当然土曜日、日曜日は朝9時の開苑時間に合わせて行きましょう。

午前中ゆっくりと苑内の紅しだれ桜を見て回ったあとは、お楽しみの昼食です。
せっかく原谷苑に来たのですから、ここは奮発して事前に予約し、屋内の座敷でゆっくりとしだれ桜を見ながらの食事といきましょう。

お奨めは割烹屋さんの松花堂弁当「あじさい」2800円です。
紅しだれ弁当や、もっと高価格の牛すき鍋5800円をゆっくり楽しまれるのも最高ですね。
入り口から坂を上った直ぐのひなびた建物の中で、満開のしだれ桜を見ながらゆっくりと味わい、至福の時を過ごしてみてください。
自分にもこういう時間があったんだと思うに違いありません。

ゆったりとした時間を久しぶりに過ごしたあとは、この美しい光景を眼に焼き付けるように、もう一度楽しんでから御室の桜で有名な仁和寺へ出発しましょう。

原谷苑からは、タクシーや一般の車が通る道路を遠方下の方に京都市街を望む下り道をゆっくり30分ぐらい行くと、仁和寺の正面に到着です。

写真は原谷苑の苑内の紅しだれ桜。
2011.04.14撮影