山ガールさんへの山の贈り物-3000m峰をめざそう⑤剱岳
山ガールのみなさん、こんばんわ
やっと私にとっての夏休みです。
明日の夜から多くの登山者が憧れる、剱岳にいってきます。
8/21 室堂ー別山乗越ー剱山荘
8/22 剱山荘ー剱岳ー剱山荘
8/23 剱山荘ー別山乗越ー室堂ー富山ー大阪帰着
といった、一般的な別山尾根ルートを通っての剱岳です。
しかし、一般ルートといっても、クサリやハシゴ、ガレ場など難所が続くルートで、岩登りの基本、三点支持をしっかり身につけてからのチャレンジになります。
特に往路の「カニのタテバイ」は30mのほぼ垂直に近い岩壁で、クサリが整備されている。復路の「カニのヨコバイ」は高度感のある岩壁のクサリのトラバース。
とにかく剱岳は登山者の憧れだけに、アルプス最難の岩稜の連続です。「山の天気」の剱岳に次のような紹介がありました。
『剱岳の情報
標高:2,999m.
剱岳は富山県東部、飛騨山脈の立山連峰北部に位置します。北アルプスの中でも最も峻険な山として知られ、一般登山者が登る山の中では最も危険な山とされています。氷河に削り取られた急峻な岩尾根と深い谷、剱沢雪渓などの豊富な残雪から「岩と雪の殿堂」と呼ばれ、剱沢は日本三大雪渓のひとつとして有名です。頂上は周りに遮る山がないため、大空が広がり、後立山連峰も一望できます。』
昨日は北アルプス、槍ヶ岳で落雷による犠牲者がでました。
本当に残念なことです。
というのは、
槍ヶ岳山頂直下100mにある槍ヶ岳山荘のフォトブログに、次のようなことが載っていました。
山ガールのみなさんにもぜひ読んでいただきたいと思い、引用させていただき、紹介します。
(槍ヶ岳山荘 フォトブログあるじの視線 8月18日ー落雷ー
より引用)
『写真は、嵐の後の槍ヶ岳の姿です。今日、槍ヶ岳に登って雷でうたれて亡くなられた方がありました。過去にも雷に打たれて亡くなられた方があり、槍ケ岳山荘では襲来警報機を設置して、雷が200キロ以内に来ると第1次注意報が出て、20キロ以内に来ると第二次注意報がでて、雷がいつ落ちてもおかしくないときには警報が鳴ります。今日雷に打たれた方は、山荘に寄らずそのまま頂上に向われました。頂上には、他には誰も向われてはいない状況でしたので、登られている方に気が付いたスタッフは、メガフォンで注意をして下山するようにお願い しましたが、聞こえないかのようにそのまま登られて災難に遭われました。なぜこのようなことを書くのかというととても残念だからです。遭わなくとも良かった事故に遭われてしまった方が、出てしまったことがとても残念です。』
山ガールのみなさんは、雷鳴が遠くで聞こえたら、"まだ遠いから大丈夫"ではなく、いま頭の上におちても不思議ではないことを覚えておいてください。
登山は大自然が相手のものですから、十分注意して楽しみましょう。
剱岳は帰って来ましたら、またご報告いたします。
おたのしみに。
写真は、落雷後、嵐の後の槍ヶ岳の姿です(槍ヶ岳山荘フォトブログより)
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