山ガールさんへの山の贈り物-冬の高見山①2013.2.24

山ガールのみなさん、こんにちわ。
槍ヶ岳の③を書いた後に、急に色々多忙になりその後の更新が全くできず、槍ヶ岳も途中のままになってしまいました。
その間に季節も晩秋から冬を通り越して初春に移り変わってしまいました。

冬の山といえば、やはり蔵王に代表される樹氷ですが、近畿にも霧氷や樹氷の素晴らしい景色が見れる場所がありますのでご案内しましょう。

先週の2月24日(日)、前日に突然のお誘いがあり”関西のマッターホルン”の愛称をもち樹氷のメッカとしても有名な高見山(たかみやま)に行って来ました。

自然が作り出す白く輝く樹氷と青空のコントラストは心を奪われる美しさでした。
この美しい樹氷を求めてたくさんの方が登ってましたが、2月24日(日)が今年の高見山霧氷バス運行の最終日でした。

高見山には昨年もちょうど同じ時期に、”樹氷”や通称”エビのしっぽ”を見に出かけましたが、今年は大変雪の量が多く登山口から雪がありました。
奈良交通のHPによると2月20日高見山山頂付近の積雪は50センチでした。

高見山は三重と奈良の県境に位置し、室生赤目青山国定公園に属する秀峰で標高1248.9m。
滋賀県の伊吹山と同じぐらいの標高ですが、山麓からのこの美しい尖った三角形の眺めが美しく、高見山頂上からの眺めも素晴らしいものがあります。
眼下には鎧岳(よろいだけ)、兜岳(かぶとだけ)などススキで有名な曽爾高原や、大峰山系、台高山系が遠望できます。

朝7時15分に上本町発の急行に乗り、8時03分に榛原駅着。すぐに高見登山口行きと帰りの高見平野から榛原駅までの奈良交通バスの切符を買い求め霧氷バスに乗車する。高見登山口までは約60分ですが、この霧氷バスの良いのは、座席数だけの乗車なので、全員着席できとても快適でした。

高見山登山は車で行く方は別にして、一般的には行きは榛原駅から高見登山口までバスに乗り、高見山山頂へ。帰りは高見平野に下り高見平野からバスで榛原駅へというルートになります。
この時期、高見登山口に下りても帰りのバスが全く無いので要注意です。
今年から一般の路線バスも無いようです。

高見登山口に着き、早速年代物?の雪よけのスパッツ(ひもをクロスさせて止めるタイプのスパッツで今では考えられない)を装着するが、手がかじかんで思うように動かない。

高見登山口から小峠まで2.8km、小峠から山頂まで1.1Kmでコースタイムによれば約2時間の登りです。
 

写真は高見平野への分岐から山頂に向う尾根での樹氷の様子、幹や細い枝についた雪がバリバリに氷ついているのが分かる。
                 2013年2月24日 11:05 撮影



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