山ガールさんへの山の贈り物-冬の高見山ー③2013.2.24

山ガールのみなさん、こんにちは。

東京ではもう桜が満開だとのことですが、ここ大阪ではまだ2、3部咲きといったところでしょうか。
”ソメイヨシノ”のお花見は当然ですが、今年も昨年に続けて、紅しだれの原谷苑に行って来ようと思っています。(平成12年4月9日のブログ①②③を参照ください)

日本人は本当に桜が好きですね。一重の”ソメイヨシノ”の花も可愛いですが、原谷苑の少し小ぶりの、八重咲きで少し淡ピンク色が濃い花がなんとも可愛らしさを表現しています。
いつもソメイヨシノより1週間ほど後に満開を迎えるので、毎年2つの違ったお花見が楽しめます。

さて冬の高見山その③ですが、
山頂に到着すると、すでに山頂の避難小屋の中は満杯でなんとか奥に潜り込ませていただく。
ゆっくりと座っているスペースもないため、真ん中のみなさんは荷物を降ろして、煮炊きだけできるスペースを見つけて立ちながら昼食です!

これだけでも外に居ることを考えれば、天国と地獄です。
入りきれない登山者は風の当たらない小屋の陰でみなさん休憩。
早速少し空いたスペースに荷物を置かせてもらい、持参した水と袋ラーメンで調理開始です。
こういう時は暖かいものに限りますね!暖かいスープ等も最高ですが、おにぎりなどは冷たくて食べる気になりません。

暖かいラーメンとスープで、体の底まで冷え切った体がようやく元にもどりました。ペットボトルに残った水でコーヒーを沸かそうとすると、なんと水の表面の氷が張っているではないですか!
これにはさすがびっくりですね。しかも避難小屋の中でですよ!
やはりここ高見山山頂は氷点下5度ぐらいなのでしょうか?

高見山は見事な霧氷や樹氷ができるだけあって、山頂付近は吹きつける風がとにかく強い。だから避難小屋があるのでしょうね。

食事の後は、避難小屋の奥に高角神社の祠が建っているのでお参りしたり、避難小屋の上の展望台に立って景色を見渡すことにしました。
素晴らしい! が、寒い!! 雪が当たって痛い!!
北には宇陀曾爾高原が、南には大嶺・台高山系の山々が360度のパノラマです。

山頂で充分霧氷・樹氷を楽しんだ後は高見平野に向けていよいよ下山です。
平野分岐までは登ってきた道を下りますが、あまりの霧氷の素晴らしさに見とれて足元が疎かになりそうです。みなさんも十分注意して下りましょう。

山頂から分岐まで30分、分岐から高見平野までのんびり下りても約1時間の道のり。
高見分岐からしばらく歩くと、樹齢700年の高見杉あり、必見です。
そして林間の道を進み平野の集落が見えてくればもう少しでゴールです。
今年は、この辺りで太ももが攣ってしまいました。
今まで何十年と山をやってますがこんなことは初めてのことです。
年齢のせいなのか、冷えたせいか分かりませんが・・・。
まあ、寒さの影響ということにしておきましょう。

木の階段が続く道を進むと橋が見えてゴールで、午後3時の到着です。
山頂から高見平野までゆっくり下山して1時間30分ほどです。

時間があれば、村営のお湯場でゆっくりと温まってから帰ればよいのでしょうが、今回もすぐにバスに向かいます。
15時30分のバスに乗り、榛原駅着16時15分。榛原駅16時21分発の急行に乗って鶴橋に17時10分に到着。長く素晴らしい1日が終わりました。



写真は、山頂からこれから下山する方向を望む。
右側に見えてるのは高見山山頂の避難小屋とその上は展望台。
                 2013年2月24日 13:15 撮影



blog” 山ガールさんへの山の贈り物”
の内容に関してのお問い合わせ、ご感想は下記メールアドレスまでお気軽にお寄せください。お待ちしております。
satsuki.pharmacy@gmail.com 松田あて