山ガールさんへの山の贈り物-南アルプス北岳3193m  広河原から北岳肩の小屋

山ガールのみなさんこんにちは。
本来なら一番天候が安定して素晴らしい山の季節なのに、台風、豪雨雷なんだか変ですね。
そして、又々今週末も台風11号の洗礼ですよね! 週末なのに。
でも雲の切れ間の晴天を利用して、雷には十分注意して是非とも楽しんでください。

それでは、広河原から北岳3193mの詳細ルートをご紹介しましょう。

2014年7月22日(日)
広河原から大樺沢右俣コースで北岳肩ノ小屋までのルート紹介です。
奈良田バス停の無料駐車場にちょうど1台駐車スペースがあったので駐車して、5:00まで仮眠。
奈良田から5時30分の山梨交通の始発バスで広河原へ。奈良田駐車場からも臨時便が出るので乗車できますが、登山者が多い場合は乗れない場合も覚悟です。

広河原に6:15着、6:30広河原を出発です。北岳は稜線や山腹のお花畑が楽しみですが、肩ノ小屋まではなんと1500mの登りが続きます。
林道のゲートを通リ左側を見ると今から登る北岳が高くそびえています。吊り橋を渡り樹林帯の登りへ。
白根尾池小屋分岐を通り、途中の崩壊地を仮橋で対岸に渡り迂回して
樹林帯を登っていくと、また仮橋で元のルートに戻り高度をあげてゆきます。。
大樺沢の雪渓が見えてきて、そろそろ小休止したくなった頃、大樺沢二股に到着です。ここには仮設トイレが設置されていて女性にも好評。
ここからはルートが二つに分かれていて、左俣コースはこの大樺沢雪渓を登り、八本歯のコルを経由するルート、右俣コースは小太郎尾根分岐を通るルートがありますが、北岳肩ノ小屋に電話をして聞くと、左俣コースは軽アイゼンが必須で、初心者がいる場合などはあまりお奨めしないとのことで、今回は登り下山とも右俣コースを選択しました。
大樺沢二俣から大樺沢雪渓の北岳方向を見上げると、豆粒ぐらいの登山者の列が結構つながって登っているようでした。

さあ、ここからはダケカンバの中、急斜面を登り、シナノキンバイの黄色の絨毯のお花畑に出会うようになれば白根御池小屋への分岐はもうすぐです。お花畑では鮮やかで大きな黄色のシナノキンバイや白いハクサンイチゲ、赤紫色のハクサンチドリが見られ、疲れを癒してくれます。
7月のお花畑って本当に可愛らしいですね!
そしてこの辺りから急斜面になり、少し登るとやっとのことで小太郎尾根分岐に到着です。
もうここまで来ると後は早く小屋に着いて欲しいと願うのみ?

小太郎尾根分岐からは広い尾根の緩い登りを行き、最後に急なくさり場を過ぎると平坦になり、小屋の設備らしいものが見えて来て、やっとの思いで北岳肩ノ小屋に着きました。
天気が良いと、分岐では右に仙丈岳を眺めることができ、鳳凰三山や甲斐駒ケ岳も見ることができたのですが、分岐少し手前から小雨だったので北岳も見えずでした。(疲れました!)

夕食後外に出てみると、星が少し見えていて、遠くに富士山を登る登山者のライトの列がずっと続いていてびっくりしました。
明日の晴天とご来光が仰げることを祈っておやすみなさい。
明日はご来光が4時半ごろとの事で、午前3時過ぎに出発です!

写真は、右俣コースで小太郎尾根分岐手前の斜面一面に咲くシナノキンバイのお花畑。
                        2014年7月22日 撮影