山ガールさんへの山の贈り物-南アルプス北岳3193m  北岳肩の小屋から北岳山頂

山ガールのみなさん、こんにちは。
いよいよ今日は、北岳肩の小屋から北岳山頂をめざしますが、
北岳から間ノ岳、農鳥岳方面に縦走する人はもちろん、北岳山頂でご来光を仰いで下山する人もいるので、北岳肩の小屋の朝は未だ真っ暗な内から始まります。

昨日夜に小屋の外に出てみると、満天の星で、遠く富士山登山のライトの列も見えたので、ご来光が見えるのを確信して眠りにつきました。

私たち4人も山頂でのご来光を仰ぐため、起きてすぐに午前3時半にライトをつけてまだ真っ暗な中を出発です。
この時期のご来光は午前4時20分ごろなので、山頂まで急ぐことにします。

ライトをつけながら急な露岩帯を過ぎて、さらに岩場が山頂まで続きます。
山頂まで約40分とのことですが、もう山頂かと思っても次から次へと頂が現れます。
うっすらと夜明けを迎える頃、やっとの思いで北岳山頂に到着です。
薄いガスがかかっておりご来光が拝めるか心配でしたが、しばらくするとガスが晴れて富士山や甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、又北岳から連らなる間の岳がくっきりと顔を出してくれ、山頂にいた登山者から歓声があがりました。
特に吊尾根越しには雲海から顔を出した富士山が眺められ、誰もがその大きさと存在感に感動です!

少し雲があったので雲の間からのご来光でしたが、素晴らしい光景でした。

北岳山頂では360度の大パノラマが楽しめ、皆さん大満足して山頂を後にして小屋に戻り、美味しい朝食です。
食事のあと、小屋の前でドリップした美味しいコーヒーをいただき、来た右俣コースで大樺沢へ下山です。

学生時代に仙丈から北岳、間の岳、農鳥岳と縦走して以来の北岳でしたが、さすが南アルプスの山の大きさと北岳の存在感には圧倒されました。
機会があれば次回は甲斐駒ケ岳にでも来たいものですね。

写真は、早朝の北岳山頂から、雲海に浮かぶ富士山を望む。                                   2014年7月21日 5:12 撮影