家ちゃんの栄養通信11月号 Vol.13
皆さんこんにちは。
今月の家ちゃんの栄養通信11月号は、高齢者の低栄養についてです。
先日、平成29年国民健康・栄養調査の結果が公表されました。
これは、毎年、厚生労働省が実施している調査で、国民の身体や生活習慣の状況、
食生活や栄養の摂取を把握し、健康増進に繋げるための大切な調査になっております。
その調査結果で注目したのが、65歳以上の高齢者の方の低栄養の問題です。
低栄養傾向(BMI≦20)の割合は、男性で12.5%(約8人に1人)、女性19.6%(約5人に1人)でした。
高齢者の方が低栄養傾向になるには、どんなことが関係しているのかの調査では、
食事、運動(身体活動)、外出状況等が関わっていることがわかりました。
今回の家ちゃんの栄養通信は、食事に着目してお話をします。
低栄養とは、エネルギーとたんぱく質が不足し、健康な体(体重、筋力)を維持するために必要な栄養素が足りない状態をいいます。
低栄養を防ぐためには、高齢者の方で不足しがちなたんぱく質に注意が必要です。
たんぱく質が多い食品は、何かご存知でしょうか。
たんぱく質は、お肉、お魚、卵、乳製品、大豆製品に多く含まれています。
そこで、たんぱく質補給の為に大豆製品の豆腐を使うのと、季節の食材で柿を使い、柿の白和えにしました。
柿には、かんきつ類にも負けない量のビタミンCが含まれており、風邪をひきやすくなってきた今の季節には
もってこいの食材です。
白和えの調理のポイントは豆腐の水きりです。
しっかりと水気を切るようにしましょう。
茹でずに、電子レンジで簡単にできるので、茹でるよりも時間を短縮できます。
減塩のコツとして、ごまを乾煎りし、香ばしさを出すようにしています。
ちょっとした工夫が減塩の工夫になりますよ。
ぜひ、お試しください(*^^*)♡
分からないことがあれば、いつでもご相談してください。
管理栄養士 家入