インフルエンザワクチンについて

Q:用法・用量は?昨年までの用法・用量と違いますか?
A:13歳未満の小児に対する接種量及び接種間隔に変更があります。
  →6か月以上3歳未満のものには0.25mlを皮下に、3歳以上13歳   未満のものには0.5mlを皮下におよそ2~4週間の間隔をおい    て2回注射。13歳以上のものには0.5mlを皮下に1回または2回   注射に変更

Q:変更理由は?
A:WHOが推奨している量で満足な臨床結果が得られたことにより変  更になりました。

Q:妊婦・授乳婦にインフルエンザワクチンを接種してもよいでしょうか?
A:不活化ワクチンなので、胎児に影響を与えるとは考えていないため
  妊婦は接種不適当者には含まれません。
  添付文書には「妊娠中の接種に関する安全性は確立していないの  で、妊娠又は妊娠している可能性のある婦人には予防接種上の有  益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
  なお小規模ながら、接種により先天異常の発症率は自然発症率よ  りたかくならないとする報告がある」と記載されています。
 「産婦人科診療ガイドライン」では、妊婦はインフルエンザに羅患  すると合併症を起こしやすいことから、妊婦がインフルエンザワクチンの接  種を希望する場合は接種してよいとなっています。
  現在までのところ、妊娠中にインフルエンザワクチンの接種を受けたこと   で、流産や先天異常の発生頻度が高くなったという報告はありま  せん。
  よって、妊婦自身が希望し、主治医が接種の必要性を判断した場  合は、接種することが可能です。
  また、授乳婦に対しては、インフルエンザワクチンに限らず、全てのワクチ  ンの接種が可能です。