インフルエンザ増加中
インフルエンザの感染者数が急増しています。
今月15日までの1週間で、全国にある約5千の医療機関から
報告のあった患者数は1医療機関当たり7・33人となり、
前週の3・76人からほぼ倍増していることが22日、
国立感染症研究所の集計で分かりました。
4週間以内に大きな流行が発生する「注意報」レベル(1医療機関当たり10人)を超える可能性があり、厚生労働省は注意を呼びかけています。
感染研によると、15日までの1週間で全国の医療機関を受診した患者数は推計で約40万人。
世代別で最も多いのが、5~9歳の約8万人(20%)で、前週(約2万人)の4倍と急増しました。
続いて0~4歳が約6万人(15%)▽30代約5万人(12・5%)▽10~14歳、20代、40代がそれぞれ約4万人(10%)でした。
これまで検出されたウイルスは、乳幼児や高齢者で重症化しやすいといわれるA香港型(AH3亜型)が最も多く、約9割を占めてます。
都道府県別でみると、最も多かったのが
岐阜県で23・82人。次いで、愛知県22・63人▽三重県21・92人▽高知県19・52人▽福井県16・38人。
すべての都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられます。