風疹、近畿に続き関東でも流行 厚労省が対策指示
風疹患者が7月に入り関東地方で増加しており感染が全国に拡大する恐れがあるとして、
厚生労働省は20日までに、妊婦の家族らを中心に予防接種などの対策を徹底するよう都道府県に通知した。
風疹は5月ごろから近畿地方で流行。
今月11日時点の全国の患者数は594人で、患者の全数調査を始めた2008年以降の年間患者数を上回り、過去最多となっている。
厚労省によると、594人の都道府県別の内訳は、兵庫が最多の146人で大阪128人、東京118人と続く。
東京では、今月11日までの1週間で新たに34人の患者が報告された。これまでの年間の患者数は昨年の371人が最多だった。
風疹はせきやくしゃみなどで感染し、発疹や発熱などの症状が出る。
妊娠初期の女性が感染すると、生まれてくる子供が先天性の心疾患や難聴などになる可能性があります。