感染性胃腸炎急増中

ノロウイルスによる感染性胃腸炎が急増するシーズンを迎えます。

感染性胃腸炎の小児科定点医療機関からの報告数は3週連続して増加しています。

 小児科定点からの報告数は冬季に増加し、その大半はノロウイルスやロタウイルス等のウイルス感染を原因とするものであると推測されます。
  
例年、ノロウイルスが原因と思われる感染性胃腸炎の集団発生例が見られることから、これからの時期は特に予防対策が重要になります。

 感染性胃腸炎の患者発生は、例年、10 月から11 月にかけて流行曲線に立ち上がりが見られ、その後、急速に増加し12 月の中旬頃にピークとなる傾向がありますが、本年は比較的早く増加傾向を認め、感染性胃腸炎の定点当たりの届出数が第44 週には5.00 を超え、本格的な流行時期が近いことが強く示唆されています。