インフル患者214万人、前週の1.5倍に

全国約5000か所の定点医療機関を受診したインフルエンザの患者数が、1月21-27日の週は1施設当たり36.44人で、前週の22.58人から大きく増えたことが1日、国立感染症研究所感染症情報センターのまとめで分かった。
定点以外も含む全医療機関の受診者数は推計で約214万人に上り、前週の約140万人の1.5倍に増えた。

 推計患者数を年齢別に見ると、5-9歳の16.4%が最も多く、以下は10-14歳が14.0%、30歳代が12.1%、0-4歳が11.7%、40歳代が10.7%などと続いている。小児科が担当する14歳以下が4割以上を占めた。

 定点当たり報告数を都道府県別に見ると、新潟の53.81人が最多で、以下は千葉(53.22人)、長崎(50.91人)、埼玉(49.53人)、愛知(46.65人)などの順。3週連続して全都道府県で前週から増加した。