「手足口病」の患者数が急増しています。

手足口病は夏に流行する感染症で、口の中や手足に発疹があらわれ、接触することなどで感染します。

ウイルスを含んだ患者のせきやくしゃみ、水疱の内容物を吸い込むことで感染します。
治った後も2~4週間にわたり便にウイルスが排泄(はいせつ)されるため、排便後の手洗いが不十分だと他人にうつすおそれがあります。
4歳以下の子どもが感染しやすく、患者の半数は2歳以下です。
微熱を出すこともあり、症状は3~7日間で治まることが多いです。まれに髄膜炎や脳炎になることもある。

国立感染症研究所によると、今月16日までの一週間に報告された1医療機関あたりの患者数が4.02人となり、この時期としては過去10年で最も多くなりました。

厚生労働省は、こまめに手を洗い、タオルを共有して使わないよう呼びかけています。