紫外線対策はお早めに
5月に入り紫外線が気になる季節になてきました。
ご存知の方も多いとは思いますが、紫外線にはA波(UV-A)・B波(UV-B)・C波(UV-C)があります。
UV-Aは波長が長いので、肌の源である真皮層にまで到達して、肌の張りや弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸をつくりだす線維芽細胞を傷つけてしまいます。
UV-Bは波長が短いので、真皮層には到達しませんが、表皮にさまざまなダメージをもたらします。ヤケドをしたように肌を赤く炎症させたり、メラニン色素が沈着して肌を黒くしてしまいまい、シミやそばかすなどの原因になってしまします。
紫外線対策と言ってまず思い浮かぶのは、日焼け止めクリームなどの塗り薬だと思いますが、その指標であるSPF(Sun Protection Factor)とPA(Protection Grade of UVA)があります。
SPFは、主にUV-Bの防止効果を表す目安の数値です。数字が大きいほど効果が高くなります。例えばSPF30となっていた場合、「30時間効く」という事ではありません。紫外線があたりだしてから「日焼けの状態になってしまうまでの時間を30倍遅らせる」という事です。日焼けの状態になるまでの時間には個人差がありますので、その遅らせる時間(効果)については個々に違ってきます。
PAは、主にUV-Aの防止効果を表す目安の数値です。+の多さがUV-Aに対する効果の高さを示します。UV-Aで注意したいのは、UV-Bが10月~2月にガクっと減るのに比べて、UV-Aはそれ以外の時期でも安定して降り注いでいるという事です。外出などが多い方は、年間を通してUVケアをする方が良いと思われます。
UV-Cについては、オゾン層で吸収されてしまう為、今まではあまり気にしなくても良かったのですが、近ごろではオゾン層の破壊もあり、地上に到達してしまうのではないかという心配もあるようです。今後はこのUV-Cに対するケアも必要になってくるかもしれませんね。