これからの暑い時の漢方薬

これから暑くなってくると足がつるような事が多くなります。
主な原因は、脱水によってカルシウム・ナトリウム・マグネシウムなどのイオンのバランスが崩れてしまう事による、過剰な筋肉の収縮と言われています。

先ずは予防で、脱水にならないようにすることが大切です。それでもなかなかよくならないような時には、あの有名な「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)が良く服用されます。
この芍薬甘草湯の構成生薬である「甘草」は、多く服用してしますと血圧が上がってしまったり、浮腫んだりするような症状が見けられるため、服用する際には医師や薬剤師に確認をすることをおススメします。

この甘草ですが、実は読んで字のごとく甘みがあります。
なので、様々な食品の甘味料として使われています。代表的なところでは、ソース・めんつゆ・ラーメンのスープなどにも使われている事があります。(全ての食品に使われているわけではありません)
その含有量はごく少量の為、食品由来で甘草の摂取し過ぎによる副作用は考えにくいのですが、もし甘草を含む漢方薬を多く服用している場合には気を付ける必要があるかもしれません。
甘草はいろいろな漢方薬に含まれていますので、ちょっと気になるような事がありましたら医師・薬剤師にご相談ください。