塩分を無理なく減らす食生活のコツ

患者数4000万人(約3人に1人)ともいわれている高血圧は、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞、などの原因になる病気です。高血圧の主な要因に挙げられているのが塩分の過剰摂取です。現在、日本人の塩分摂取量は約11gです。高血圧の予防には1日6gを目標にしましょう。

減塩を成功させる3つの心がけで「無理せず・楽しく・適量を!」
その1 最初から無理をしない。いきなり薄味にしても持続できません。徐々に減らしていく事がポイントです。減塩の調味料(塩・しょうゆ・味噌・だしの素等)を利用(代替・混合)しても良いでしょう。
その2 食べ過ぎない。せっかく薄味にしても、たくさんの量を食べれば、それだけ塩分量も多くなります。これでは減塩した効果がありません。
その3 薄味には必ず慣れる

調理のテクニック
★鰹節や昆布等のだしや干ししいたけ、干し貝柱、きのこ類などうまみ成分を活かす
★塩分が多い加工食品に注意(ハム・チーズ・かまぼこなどの練り製品)
★減塩の調味料を利用して、いつもの料理を減塩に  
★唐辛子・山椒・わさび・カレー粉など香辛料を使う
★和え物やドレッシングはだしで割る     
★レモン・カボス・酢などで酸味を利かせる
★みそ汁は具を多くする(4~5種類)       
★鍋物は味を付けないだしで煮る
 
食べ方のコツ
★漬物と汁物は1日1回
★麺類の汁は半分以上残す
★しょうゆやソースは「かける」よりも「つける」。「スプレー」はもっと塩分を減らせます。
★最初は薄味のものから手をつける(最初に濃い味を食べると、薄味を感じなくなります)