○サムゲタン(蔘鷄湯)ー韓国料理とは
若鶏の腹から内臓を出してきれいにし、
そこに高麗人参と洗ったもち米、さらに干しナツメ、栗、松の実、ニンニクなど
薬膳料理の食材としてよく知られたものを詰めた後、水に入れて2~3時間じっくり煮込む。
丸鶏を水炊きして塩などで食べる料理ペクスク(白熟)と、もち米で作る粥がひとつになってできたタックク(鶏肉のスープ)がサムゲタンの原型とされる。。
これに高麗人参を加えたものが、鷄蔘湯(ケサムタン)と呼ばれていたが、人参の効能を強調するためにサムゲタン(蔘鷄湯)とよぶようになったそうだ。
生薬としても知られる棗やクコの実・松の実などは、滋養強壮や脂肪肝の改善などの効果があり
飲みすぎや体の弱っているとき、寒い日、病後の体力の弱った時にはよさそうな料理だとおもったのですが、
後で調べてみたら、本場韓国では、日本が土用にうなぎを食べるように夏場のスタミナ料理として食べるのが普通なのだそうだ。。
「韓国には毎年夏にポンナル(伏日)と呼ばれる日が3日あり、それぞれチョボッ(初伏)、チュンボッ(中伏)、マルボッ(末伏)と呼ばれています。
初伏から末伏までの期間が1年で最も暑いと時期とされ、その期間のことをサンボッ(三伏)、またこの期間の暑さをサンボットウィ(三伏の暑さ)と言ったりします。
この暑~い時期を乗り切るため、それぞれの日に"ボシン(補身)料理"すなわちスタミナ料理を食べる習慣があります。
三伏の時に必ず食べるのがこの「サムゲタン」だそうです。
暑いときは辛いものというイメージがあったので、意外な内容でした。。