太陽を呼ぶ鶏?の話

昔、太陽神である天照大神(アマテラスオオミカミ)が、弟の須佐之男命(スサノウノミコト)の乱暴を怒って天の岩屋へお入りになってしまわれました。世の中は真っ暗闇になり、いろいろの悪い神々が出てきて、恐ろしいことや、悲しいことが次々におこりました。八百万(やおよろず:大勢〉の神々は、集まり天照大神にもどってもらう策を練りました。
 
天鈿女命(アマノウズメ)が面白く「とんとん」と踊りました。大勢の神様も「やんや、やんや」と手拍子をうってこれに応えました。天八意思兼命(ヤゴコロオモイカネノミコト)が「コケコッコー」と鶏の鳴き声をまねると、沢山の鶏は一斉にコケコッコーと鳴きだしました。
 
岩屋のなかの天照大神は何事がおきたのかと、そっと岩戸をあけて外をご覧になりました。このとき天手力男神(アメノタヂカラヲ)が渾身の力を込めて、岩戸をあけました。世の中は再び明るくなり、悪い神々は逃げ出していきました。

(写真は、地元にある柿木八幡宮です。。(^O^) )