今月の薬膳;白菜の意外な事実

白菜はキャベツと同じアブラナ科の野菜です。原種は地中海沿岸が原産地とされていますが、白菜として発達したのは中国北部で、7世紀頃に現在の白菜の形が誕生したと考えられています。

鍋物や漬物など、白菜は日本の食生活には欠かせない野菜だけに、たくさんの人が、白菜は和の食材だと思っていることと思います。ところが、その歴史は意外に浅く、中国を経て日本に伝来したのは明治時代、そして国内に広く普及したのは大正時代になってからです。

 白菜にはカリウムが多く含まれているので高血圧など生活習慣病の予防に効果が期待できます。また骨を丈夫にしたり血液の凝固作用のあるビタミンK、さらには骨の健康に欠かせないカルシウムも多く含まれます。