今月の薬膳「 浅いところにすむ貝 」
アサリ(浅利)の旬は、3月から7月で、この時期のあさりは栄養価も高く、一番美味しい時期です。
ちなみにアサリの語源は、「浅いところにすむ貝」または「あさる(漁る)」といわれています。
-アサリの食材としての歴史は古く、貝塚から多くのアサリの貝殻が見つかっています。また、海のない内陸地域への土産、あるいは物々交換品として、塩と一緒に運ばれていたのではとも言われています。
潮干狩りが行楽として確立したのは、江戸時代のことで、一昔前は、日本各地でザクザクと獲れていたあさりですが、現在、その2/3を輸入に頼っています。
栄養分として特に多く含むのは、
①タウリン;血液中の余分なコレステロールを排出し、動脈硬化など、血管系の病気の予防に効果的。
②鉄分;貧血の予防です。