今月の薬膳;「まいってしまうほどうまい魚」
鯵(アジ)という名前は、「味が良い魚」が語源と言われていますし、漢字で書くと魚偏に「参る(まいる)」と書きますが、「美味しくて参ってしまう」から来ているという説があるほどです。
多くの魚類と同様に縄文時代の貝塚からアジも出土されており昔から食されていたようです。特に、戦国時代に入ると小田原北条氏のもとで、アジをはじめとする干物作りが盛んになり、戦時の保存食として「アジの干物」が広まっていました。
昔から、鯵の押し寿司やなめろう・冷や汁など各地の郷土料理にも利用されています。最近では、アジフライはお惣菜の定番商品となっています。