今月の薬膳:お漬物といえば沢庵
奈良時代 漬物といえば、「瓜の塩漬」だったそうです。
それが、平安時代に入ると、セリ、タケノコ、カブなどを塩、酢、米ぬかに着けるというように、いろいろなバリエーションができています。
また、禅宗には、中国から製造法が渡来したと思われる大根などの「貯え漬け(たくわえづけ)」がありました。
しかし、これは、塩を主体にした、ただただ塩辛いだけの漬物でありました。
この漬物に米ぬか、甘柿の実などを入れて甘味をつけるなど改良したのは、大徳寺の和尚、沢庵禅師であると伝えられています.
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その後、「貯え漬」が「沢庵漬」と呼ばれる様になったと言われていますが、真偽のほどは明らかではありません。