今月の薬膳;認知症予防にお茶
茶の発祥地は、「中国南部の雲南省からインドのアッサム地方にかかる山地」と考えられていますが正確にはわかっていません。
15~17世紀の大航海時代にお茶はアジアからヨーロッパにそして世界中で飲まれるようになりました。ちなみにお茶も紅茶も原料は同じで加工方法がが違うだけです。
日本でも奈良時代には飲まれた記録がありますが、大変貴重なもので天皇の献上品などに使われたようです。
普及したのは鎌倉時代。臨済宗の開祖・栄西がお茶の苗木を中国から持ち帰ってからです。江戸時代に入ってからは、煎茶が茶の中心となり、庶民の口にも入るようになりました。
まだ研究途中ですが、1000人の高齢者の食生活と認知度を調査したところ「緑茶を1日2杯以上飲んでいる人は、認知症発生が半分だった」という報告があります。