今月の薬膳:梅雨の語源「梅」
梅雨の語源は「梅の実る季節に振る雨」からと言われています。
その梅の語源は、「熟む実」「うつくしくめずらしい」からきたという説があります。
梅雨の語源;梅
梅雨の語源は「梅の実る季節に振る雨」からと言われています。
その梅の語源は、「熟む実」「うつくしくめずらしい」からきたという説があります。
梅は東アジアだけに生育し、中国が原産地だといわれています。日本へは約1500年前、薬として伝来します。
その後、奈良・平安時代の貴族は観賞用、薬用に競って庭に植樹しました。このころは、実は生菓子にして食べていたようですが、効用が知れるに従って長期保存ができる塩漬法が考え出されました。
梅干しに含まれるクエン酸は、菌の増殖を抑える作用があり、戦国時代には兵糧につかわれていました。
明治を迎え、明治十年から二十年代にかけて全国的にコレラや赤痢が流行したときは梅干しが予防や治療に用いられたという記録があります。