今月の薬膳:夏の元気を助ける;胡瓜
■原産地はヒマラヤ山脈。
約3000年前より栽培されていたというキュウリ(胡瓜)は、数ある野菜の中でも、特に歴史が古いと言えます。日本でも平安時代からキュウリが栽培されていいたようです。
■江戸時代のキュウリの扱い方
もともとのキュウリは、とても苦味があったため、江戸時代まであまり多くの人には好まれていませんでした。
また、キュウリの切り口は徳川家の三葉葵の紋に似ているため、武士は、キュウリを食べなかったといわれています。
しかし江戸末期に品種改良で成長が早く味と歯ごたえのよいきゅうりが作られるようになり広く食べられるようになりました。
■きゅうりの90%は水です。
夏の暑い日、昔はきゅうりのツタを切り、「きゅうり水」をとりだして喉を潤すことがあったそうです。
きゅうりは、カロリーが低いわりに歯ごたえがあるので。ダイエットに利用できます。