今月の薬膳;風邪のときに:葱(ネギ)
ネギ(葱)は、世界的にみますと、主に北半球に分布し、約300種も品種があります。特に中央アジアの高山に野生のネギが多く存在します。
風邪のときに:葱(ネギ)
ネギ(葱)は、世界的にみますと、主に北半球に分布し、約300種も品種があります。特に中央アジアの高山に野生のネギが多く存在します。
日本への渡来は、朝鮮半島を経て8世紀以前と考えられるています。当時、編纂された歴史書「日本書紀」には、「秋葱」(あきぎ)という言葉が出ています。
もっともネギは、古代より神事や祭事の時に、神に捧げる野菜として使われていましたので、もっと早く入っていたのかも知れません。ちなみに、平安時代の「本草和名」という本には、ネギの説明と栽培法が書かれているそうです。
ネギに含まれる「ネギオール」や「アリシン」には殺菌作用とともに血行改善効果がるの、体温の上昇効果による免疫力のアップが期待できます。その上、ビタミン類も豊富なため、風邪の予防にも、ひいてしまった風邪を治す手助けにもなりそうです。