今月の薬膳;世界の香辛料:生姜

ョウガ(生姜)の歴史は古くインドでは紀元前から栽培されていました。紀元1世紀頃には、料理書の中でも取り上げられています。

日本では、現在使われている「ショウガ」と呼ばれるようになったのは江戸時代からで、古くは「呉(くれ)のハジカミ」と呼ばれていました。
「呉」とは"日の暮れる国"という意味で広く中国一般を指し,ハジカミ(波士加美または波自加彌)は顔をしかめるという意味で刺激的な味だという事を表しています。
実は、日本では、古来から山椒(さんしょう)をハジカミと言っていたのですが、ショウガが日本に伝わると、 山椒を「和のハジカミ」、ショウガを「呉のハジカミ」と呼ぶようになったようです。

ちなみにショウガは、英語では「ジンジャー」といいますが、その語源はサンスクリット語で「角の形をしたもの」という意味で、 しょうがの形が、鹿の角によく似ていることに由来しています。