今月の薬膳:今は高級品ですが;蟹
奈良時代後期に編纂された日本最古の和歌集である「万葉集」には、「塩漬けにされて食べられる葦蟹の痛みを思った長唄」が収められていまます。このことから奈良時代には、カニは食べられていたことがわっていますが、それ以前は不明です
冬の味覚の代表であるカニといえば、「タラバカニ」や「ズワイガニ」ですが、これらが食べるようになったのは、明治時代以降のことです。
鮭(サケ)漁が盛んだった北海道では不漁が続いたとき、その代替品として、いままで捨てられていた、これらのカニを漁獲して食べるようになったといわれています。
その後、大正時代にはいり缶詰ができて以降、広く食べられるようなっていきました。