今月の薬膳:世界のTofu :豆腐
現在、豆腐を食べる地域は、中国から朝鮮半島、日本、さらに東南アジアにまで広がっています。
日本と中国はともに「豆腐」と書き、朝鮮半島では「トブ」、ビルマ(現ミャンマー)では「トーフー」、ジャワ島でも「トーフ」というように、多少のなまりはあっても、ほぼ共通した呼び名が使われています。
豆腐のルーツが中国であるのは一般的ですが、いつごろ、どこで誰が発案したのかについては、実のところわかっていません。日本には奈良時代(710~784年)に、中国に渡った遣唐使の僧侶等によって伝えられたとされています。
欧米諸国で日本食が健康食としてブームになったことがありますが、現在でも、調理がしやすく食べやすい豆腐は、食料品店で「Tofu」という名前で売られているそうです。