「劣等性」と「劣等感」と「劣等コンプレックス」

劣等感を抱くこと自体は不健全ではない。劣等感をどう扱うかが問われているのだ。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年4月26日(土)感謝の朝です。有難うございます。今日も宜しくお願い致します。+594

アドラーは「劣等性」と「劣等感」と「劣等コンプレックス」の3つを明確に区別して使いました。「劣等性」とは、目がよく見えない、背が低い、胃腸が弱いなどの具体的な事実として劣った性質をいいます。「劣等感」とは、自分が劣っていると「主観的に思う」こと。つまり劣等性があったとしても、それを劣っていると思えば「劣等感」、思わなければ「劣等感」にならないということです。「劣等コンプレックス」は、一般的に先の「劣等感」と混同して使われていますが、アドラーは明確に区別しています。「劣等コンプレックス」とは、「劣等感」を言い訳にして、現代の問題を人のせいにして、努力を放棄し、人生の課題から逃げ出すことを指します。つまり、劣等感をバネにして「何クソ」と頑張る人は、「劣等感」は持っているものの「劣等コンプレックス」は持っていないのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように( ´ ▽ ` )